市場価値とは、
自分を商品として考えた時の、
世の中からみた価値(値段)の
ことです。
今勤めている会社内での価値ではなく
他社からみて価値があるかどうかです。
市場価値が高い人材は、
他社からみて魅力的な人なので、
1つの会社に依存する必要は
なくなります。
好きな時に会社を辞めることができ
いつでもどこでも誰とでも
働くことが可能となります。
市場価値を高めていくうえで
意識しておきたいことを紹介します。
◎20代は能力を磨き、30代は経験を積む
20代はどうしても
相対的に働いた期間が短いので、
経験が少なくなります。
なので、20代は積極的に
能力を磨いていく期間としましょう。
獲得した能力を使って
実績を着実に積んでいくと、
重要な役回りや
全社横断プロジェクトへのアサインなど
貴重な経験を積むきっかけを
もらえるようになります。
能力は同じインプットをすることによって
ある程度差はなくなりますが、
経験の質や厚みは人によって異なります。
20代で積極的に能力を磨き、
30代でそれを活かして
いかに貴重な経験を積むかによって、
労働市場における
ビジネスパーソンとしての
希少性が上がり、
30代以降の市場価値が
大きく変わっていきます。
◎実績をきちんとロジックで
説明できるようにしておく
転職活動において、
実績を説明する際には
ロジック(論理)が重要です。
実績ばかり語ったとしても、
他の業界や新しい会社でも
同じように結果が出せるのか?という
不安を企業は持っています。
そこに何らかのロジック(論理)があり
再現性を予感させると、
うちの会社でも
きっと活躍してくれそうだ
という納得に繋がります。
◎市場価値は
相対比較で決まることを意識する
常に自分が必要とされるかは、
他のビジネスパーソンとの
相対比較によって決まります。
自分の会社の中だけでは
見落としてしまっているものが
あるかもしれません。
社外の同世代や
同じ職種のビジネスパーソンと比べて、
自分には本当に能力・実績が
伴っているのかを冷静に見てみましょう。
◎今の市場で求められるスキルを見極め、
高める努力をする
もう1つ意識しておくべきことは、
現時点で市場価値があるものでも、
5年後10年後には
なくなる可能性があることです。
市場価値は、いわゆる
労働市場からも影響を受けます。
テクノロジーの進化によって、
求められるスキルや知識は
どんどん変わっています。
市場価値がどう変化しているのか、
今の市場では
どういった人材の希少性が高く
需要があるのかを、
しっかりと意識する必要があります。
◎汎用性の高い
ポータブルスキルを高めておく
一方で、特定の業種や職種、
時代背景に囚われることのない、
汎用性の高いスキルもあります。
こうしたスキルを
ポータブルスキルと言います。
あらゆるビジネスパーソンに
必須なスキルのため、
ビジネス基礎力とも
言えるかもしれません。
ポータブルスキルを高いレベルで
身につけておくことも、
自身の市場価値を高めるうえで
重要です。