健康保険証の色は
各健康保険組合ごとに
ある程度決められているので、
健康保険証を見れば持ち主の所属する
健康保険組合や職業を
想像することが可能です。
しかし自治体から
発行されているものなどは
地域や年によって種類が豊富なので、
見分けることは難しくなってきます。
主に協会けんぽと呼ばれる
全国健康保険協会管掌健康保険が、
青色や水色・オレンジ色の
健康保険証を発行しています。
◎青・水色・オレンジ
政府により運営されていた時代は
オレンジ色の健康保険証でしたが、
平成20年の協会けんぽ設立に伴い、
水色の健康保険証に切替えが行われています。
どちらの色でも
協会けんぽ加入者だと分かりますが、
オレンジ色の健康保険証を
所有している場合は、
より長く当該健康保険組合に
加入しているのだと判断できます。
◎赤・ピンクなど
組合保険と呼ばれる
組合管掌健康保険に加入している場合に、
赤やピンクの健康保険証が
発行されることが多いようです。
組合保険は、
700人以上の従業員を抱える企業、
もしくは合計で
3000人以上の従業員がいる複数企業が
独自の健康保険組合を運営しています。
主に大企業と
そのグループ会社で働く従業員と、
その家族で構成されています。
赤やピンクが多いといわれていますが
黄色や水色など
様々な色の健康保険証が発行されているので
あくまでも目安として考えるのがいいです。
◎黄色
各種共済組合は
黄色の健康保険証(組合員証)を
発行しています。
組合保険や、国民健康保険で
黄色の健康保険証を
発行しているところもありますが、
黄色の健康保険証を所有している場合は
公務員である可能性が高いです。
◎灰色・緑・ピンク・赤・紫など
国民健康保険で
よく使用されている色です。
国民健康保険は、
地方自治体によって運営され
主に自営業の方や会社を退職した方が
加入する健康保険と、
医師や弁護士、理容師、
土木建築業従業者など、
同じ職業に就く従業員を組合員とする
独自の健康保険組合があります。
健康保険組合や地方自治体ごとに、
独自の健康保険証を発行しているので
様々な色があります。
◎紫・黄色・緑など
後期高齢者医療制度の健康保険証で
利用されるようです。
後期高齢者医療制度は、
75歳以上の後期高齢者または、
65歳~75歳未満で一定の障害があり
障害認定を受けた方が
対象となる健康保険制度で、
各地方自治体により運営されています。
後期高齢者医療者健康保険証も、
全国で統一されたものではなく、
地方自治体が
それぞれデザインを選定しているので、
紫・黄色・緑以外にも
様々な色の健康保険証が発行されています。
また、カードタイプや紙タイプなど、
種類も様々です。